10カイメノアビコ

そう、




確かあれは




ずっと昔




平成二十七年二月十四日のことだ。




我々は確か




いつものように




アビイクオーレで演奏をさせて頂いていた。




まだ如月の空気は冷たく




外の風が強く、まだまだ肌寒かった。




私はいつものように




鍵盤の前に座り、




また、鍵盤もいつものように




私の前で演奏されるのを待ちながら




アクリペットが鈍く輝いていた。




東雲の空が見える頃は身を刺すようだった寒さも




正午を過ぎると少し弱まり、




柔らかく降り注ぐ太陽の光は




さながら漁火のように我々を包み




演奏前の静謐な空気を演出していた。




その日は巷を賑わす日だったこともあり、




情誼に厚い方々から色々な物を頂いた。




皆の前で諧謔を弄する饒舌さも捗り、




今後も庸言庸行に気をつけなければと




妖怪変化な想いを馳せるのであった。






























色々頂き、ありがとうございました!!