シミズノジロチョウ

石松「はいどーもー」

 

パチパチパチパチ
 
鬼吉「鬼吉です」

石松「石松です」

二人「二人合わせて清水次郎長ですー   博徒間抗争はもう勘弁」

石松「というわけで、いやよろしくお願いします」

鬼吉「ねぇ、たくさん拍手頂いて。ありがとうございます。いやーしかし二人で漫才すんの久しぶりですねぇ」

石松「そうですよ。あなたここんところ忙しそうでしたけど、何してはったんですか」

鬼吉「色々してましたよ」

石松「しばらくブログの更新もせんで。例えば?」

鬼吉「歯磨いたり。風呂入ったり」

石松「そんなもん時間かからへんやろうが」

鬼吉「あと、爪切ったり」

石松「おい!全部すぐ終わるやつやんけ!」

鬼吉「いやね、曲作ってたりしてたんですよ」

石松「曲を。へぇ。   最近流行の雅楽とかですか?」

鬼吉「いや、もうちょっと近代的な邦楽ですね。そこに南蛮の文化を取り入れたりして」

石松「それ、お上に見つかったら怒られるんちゃうの」

鬼吉「いつまで江戸時代の話してんねん。今はもう大丈夫ですよ」


石松「まぁ色々忙しゅーしてたってことですね」

 

鬼吉「いやーしかしねぇー 怖いですよ」

石松「何がいな」

鬼吉「曲にはいろんな種類があるじゃないですか」

石松「あるねぇ」

鬼吉「僕も色々出来んないかんなと思とるんですけど。なるべく新しい要素を取り入れようとしてるんですよ」

石松「そうね」

鬼吉「しかし最近廉太郎兄さんが またブイブイいわしてるやないですか」

石松「滝師匠ね。そんな呼び方してたらまた怒られんで」

鬼吉「いやね、師匠の曲はもちろん素晴らしいんですけど、何て言うか、ちょっと古いんですよ」

石松「いやでも今めっちゃ人気ですよ」

鬼吉「でも、例えばブレイクビーツとかEDMとか、しはらへんでしょ」

石松「確かにな。そういうのは師匠せぇへんわ」

鬼吉「あの例の荒城の月とか。僕やったら16ビートでカッティングギターとベースのループフレーズでグルーヴィな感じにするんですけどね」

石松「それは新しいな」

鬼吉「だから師匠に言うてみたんですよ。そしたらえらいキレられて。新しければええっちゅうもんやないと」

石松「それも正しい意見や」

鬼吉「まぁ何にせよ良いもんつくってかんなあかんなと。思いましたよ」


石松「じゃぁさ、例えば鬼吉さんの言う新しさっていうのは何なん?」

 

鬼吉「何がですか」

 

石松「いやいや、新しい要素をどんどん入れたいんでしょ」

 

鬼吉「そうですね」

 

石松「ループベースが新しいんですか」

 

鬼吉「アホな事を言うな。もっと新しいアイデアがいっぱいありますよ」

 

石松「例えば?」

 

鬼吉「例えばねぇ。チョリソーとかね」

 

石松「は?」

 

鬼吉「アヒージョとか」

 

石松「何言ってんの?」

 

鬼吉「名前が何かこう新しそうじゃないですか。女子が好きそうな」

 

石松「言ってる意味がわからへん」

 

鬼吉「やからね。曲のタイトルですよ。 "アボカドのアヒージョ" とか。次の新撰組の曲のタイトル」

 

石松「小粋なレストランのメニューやないか!どこがタイトルやねん!」

 

鬼吉「"オーガニックチョリソースムージー" とか」

 

石松「新しいかもしれんけどやな・・・俺が思ってたんと違うわ」

 

鬼吉「そうですか」

 

石松「曲名なんかグループ名なんかわからへんもん」

 

鬼吉「グループ名 "アボカドのアヒージョ" は売れそうですね」

 

石松「それやったらもういっその事、グループ名をそのままタイトルにした方がええわ」

 

鬼吉「あぁなるほどね、もうそうしましょか」

 

 

 

こうして、ソノライフのアルバム"素の生活(そのらいふ)"のタイトルが決まったのでした。